2歳児がうそをつきました。
娘さんは、チョコレートが大好き。
がんばったときのご褒美や、どうしてもいい子にしていてほしいときの最終兵器として(笑)、私の監督のもと食べさせています。
チョコ好きの娘がチョコを盗み食い!
先日。
私がキッチンにいる間、いつもならまとわりついてくるのに、一向に姿を見せない。
どうしたのかな?とリビングを見に行くと、姿が見えない。
リビングに続く和室から人の気配がするので覗いてみると、仏壇に供えていたチョコレートをもっている娘さん発見!
目の前には空の包み紙も…。
私と目が合った瞬間、かたまる娘さん(笑)
私が「あ~~!チョコ食べたでしょ!!」と軽く怒ると、明らかにキョドった顔で「食べてないよ」とうそをつく。
いや、お口の周りにチョコレートべったりくっついてるからね…(笑)
お口からもチョコのにおいプンプンしてるからね…(笑)
「食べたでしょう、うそつかないで。おばあちゃんのチョコなのに、勝手に食べたらダメだよ」としかっても「食べてない」の一点張り。
そして、「ドロップなの」という意味不明の言い訳まで(笑)
「うそつくと、鬼さんが来ちゃうよ!」と軽く脅すと、みるみる目に涙をため、それでも必死に「食べてない」と繰り返す。
うそについて教えるチャンス到来!
うそを癖にしてほしくないし、うそはいけないことだと教えたい。
これは、うそについて教育する絶好のチャンスです!
「ママは本当のことを言ってくれたら怒らないよ。ママが怒っているのは、娘さんがうそをつくからなんだよ。うそをつかれると、ママもおばあちゃんも悲しいよ。本当のことを言ってごらん?」と優しく言うと、娘さんついに「食べたの~~」と抱きつき、泣きながらカミングアウトしました。
「ちゃんと言えたね、いい子だよ」と抱きしめながらほめます。
「娘さんはチョコレートが大好きなんだよね?でも、ママがいいよって言った時しか食べちゃダメ。お約束できる?」
「うん、できる~~」
「おばあちゃんにもごめんねって言おう?」
「おばあちゃん、ごめんね」
「よし、いい子だ! ほら、○○で一緒に遊ぼう!」
気持ちを切り替えさせ、その後はいつにも増してひょうきんな娘さんでした。
2歳児のうそなんて、まだまだかわいいもの。
怒りながら、私も笑いをこらえるのに必死でしたし(笑)
私的・うそをついた2歳児への対処法
■親をだますと怖いと理解させる
非行少年の90%は、幼少期に溺愛されて育っているといいます。
悪いことをしたときはビシッとしかり、子どもになめられない親でありたい。
■うそをつくことはよくないことと肌感覚で覚えさせる
大好きなママが怒り、悲しむということは子どもにとっても辛いこと。
4歳くらいになれば、なぜ悪いのかを倫理的に説明できると思いますが、2歳児になまだ難しいかな。
■うその背景に共感する
2歳児が大好物を前に自制心を保つのはほぼ不可能。
怒るだけでなく、共感してやることで、その後の親の言葉も受け入れやすくなります。
■正直に言ったらもう怒らない
正直に言ったことをほめる。
うそをつき通す方が怒られる、正直に言った方が親は喜ぶということを理解させます。
■引きずらない
親がいつまでもグチグチ言っていたら、子どもは委縮してしまいます。
親が率先して空気を明るく変えて、子どもを本来の状態に戻してあげます。
人間はうそをつく生き物
人間誰しもうそはつくし、大人になれば「うそも方便」は人間関係を円滑にするスキルです。
どんなうそも許さない!と厳しく接すると、かえって子どもは隠れてうそをつくようになるでしょう。
うそへの対処法も、娘さんの発達によって更新していこうと思います。